取引をしなくなった証券口座を整理する
取引をしなくなった証券会社の口座であっても、銀行の預金口座と同様、口座は残り続けます。
例)
Aさんが亡くなった。家族がAさんの財産を調べたところ、Aさんがここ数年取引をしていなかった証券会社の口座が見つかった。
➡証券口座に株式や債券はなかったが、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)が残っていた。
その結果、相続人は証券会社での手続きに多大な労力を要することになった。
証券口座内で売買したお金は、MRFに形を変えて運用されているケースが少なくありません。
よって、株式や債券をすべて処分した後でも、証券口座にMRFが残っている場合があるのです。
預金口座同様、亡くなった人の証券口座を解約するとなると、相続人は面倒な手続きが必要になります。
使っていない証券口座などありましたら、早めに解約しておくことをお勧めします。
(特にインターネット証券の場合は郵送物がないので、発見するのはより困難になりますので・・・)