土地の取得には自己資金が必要です
自己資金で賄えない土地の取得は、借入金過剰を招きます。
例)
土地の取得代金:6億円
銀行からの借入:6億円(返済期間20年)
➡6億円÷20年=3,000万円(毎年の返済元金)
3,000万円÷30%(法人の実効税率)=1億円
∴20年間で元金を返済するためには、毎年1億円の利益を出す必要がある
土地の取得資金を全額銀行借入で賄うことは、借入金過剰の原因となり大変危険です。
土地は建物のように減価償却して経費にすることができないので、所有しても急に利益は上がりません。
(賃料はかからなくなりますが、固定資産税が課されてしまいます)
また、長期間に渡って毎年確実に利益が上がるとは限りません。
よって、土地を取得するときは最低1/3(できれば2/3)は自己資金で賄うこなどとをお勧めします。
自己資金が足りなければ、有価証券などの売却や生命保険の解約、役員借入などを検討してみてください。
(会社のBSを見直す良い機会にもなりますので・・・)