定額貯金の相続税評価
ゆうちょ銀行の定額貯金は、預け入れの日から半年複利で計算した利息(源泉税控除後)に元本を加算して評価します。
国税庁 NATIONAL TAX AGENCY
相続税の申告要否判定コーナー
預貯金の評価方法
原則として、相続開始の日現在の預入残高と相続開始の日現在において解約するとした場合に支払を受けることができる既経過利子の額(源泉徴収されるべき税額に相当する額を差し引いた金額)との合計額により評価します。ただし、定期預金、定期郵便貯金及び定額郵便貯金以外の預貯金については、課税時期現在の既経過利子の額が少額なものに限り、同時期現在の預入高によって評価します。
ゆうちょの定額貯金は預け入れの日から起算して6か月経過後は払い戻し自由で、預け入れ後3年までは6か月ごとの段階金利を適用します。
金利は10年間は半年複利で計算し、10年経過後は通常貯金の金利を目安とした金利で計算されます。
このように金利の計算が複雑なため、申告の際には、郵便局で残高証明書を申請するときに利息も記載するよう依頼します。
なお、残高証明書に利息の記載がないときは、申告ソフトでも計算できてしまいます。
(良くできているのです、最近のソフトは。IT社会、恐るべし・・・)