売上高の読み方

金融機関売上の良し悪しを、直近5年の程度の推移を見て判断します。

例)
A社とB社は、金融機関に融資を申し込んだ。
過去5年間の売上高の推移は次の通り。
A社:100→150→200→250→200(50減収)
➡融資の審査で増収傾向と判断
∴今期の減収は問題なし~融資OK
B社:400→350→300→250→200(50減収)
融資の審査で減収傾向と判断
∴今期の減収は問題あり~融資NG

増収傾向の会社は、経費を減らせば利益が出るため、利益が出る会社と判断されます。

一方、減収傾向の会社は、経費を減らして一時的に利益を出しても、売上が下がれば結局赤字になりますので、利益が出ない会社と判断されます。

売上の減少が続く黒字決算でも融資を断られるのは、このような理由によるのです。
(今は亡きウチの家業も、最後の数年間は売上高の減収が続いてました・・・)