丸信(まるしん)という屋号の由来

今日は。
代表税理士の川口泰輝(かわぐちやすてる)と申します。

ロゴの「M・K」の由来

私の実家は「丸信バック工業」というかばん製造卸の会社を営んでおりました。
過去形にしているのはこの会社がすでに倒産し、今現在は存在していないためです。
私は次男なので家業の経営には直接携わってはおりませんでしたが、祖父から父、兄へと3代続いた「丸信」を復活させたいという想いから、丸信バッグ工業が当時使っていた「M・K」というロゴを当時のデザインのまま、私の事務所のロゴとして復活させることにしました。

10年遅れて

税理士を目指したのは、父の相続がきっかけでした。
商社で営業をしていた若かりし頃、徐々に「何か手に職をつけたい」と考えるようにりました。
そのようなときに父が亡くなり、相続税申告の件で家業の顧問税理士と接することになり、「文系で手に職を付けるならこれしかない」と思い込んでしまったのです。
しかし働きながらの税理士受験は予想以上に厳しく、やっとのことで試験に合格したのは齢40に手が届く頃、先に合格していたかつての受験仲間は、既に次々と独立開業を果たしておりました。
また実務の習得についても、「これなら独り立ちできる」と自分なりに納得できるまで、更に10年を要してしまいました。

良き人に助けられ、良き人を助ける

私は士業とは、いわゆるサービス業ではなく、お困りの方を「お助けする仕事」だと感じております。
家業が倒産した際、実際に私自身も金融機関等との保証問題の渦中におりましたが、心ある弁護士の先生に助けていただき、人生を立て直すことができました。
私が注力している資産税や事業承継は、失敗すると本人だけでなく、その周囲をも不幸にするリスクを秘めております。
そのようなことにならないよう、人より10年余分に貯めこんだ知識と経験で、今度は私が依頼してくる方をお助けしたい、との想いから齢50にて独立開業に至りました。
私のモットーは「良き人に助けられ、良き人を助ける」、依頼者とは一生のお付き合いをさせていただければと想っております。